レクボウリングボールの工夫



 一般的なボール、例えばバレーボールやバスケットボール、野球等のボールは弾むようにできています。

 

 そのため、現在あるボールをレクリエーション的に使用しようとする場合、ボウリングのボールのように投げると、次のような課題があります。

 

① 弾んでしまう。 

② 加速がついてボールのスピードが速すぎる。 

③ レーンの端にボールを静止させるためのフェンスを設ければ、

 跳ね返り残ったピン を倒してしまう。 

④ 車椅子のような高い位置から投げると弾みすぎてしまう。 

⑤ 現在のような、ボウリングのボールだと重すぎ固すぎて危険である。 

⑥ 持ちにくく投げにくい。等、レクリエーションボウリングには不向き。

 

 これらの課題を解決するため次のようなボールを考案しました。


 ボールは、直径10~20㎝のゴム製ボールに2~5㎝の円形の穴を2カ所開け、握ったときにボールの空気が抜け握りやすく、持ちやすくしました。

 

 このことにより、投げやすくなりました。

 

 

 また、その穴にボウリングのボールのように指を引っかけて投げることもできます。

 

 そして、ボールに穴を開けたことにより、レーン上にボールが落ちたときボールの空気が抜けるため、衝撃吸収力がうまれ、ボールが弾まないのでボウリングのようなイメージでレーン上をボールが適度なスピードで転ぶようにすることが可能となりました。

 

 このことにより、高い位置、例えば車椅子からボールを投げてもレーン上でボールが弾まないので車椅子に乗った状態でも投球を可能にしました。

 

 また、ボールを投げられない人は足で蹴っても弾まなくプレーできます。

 

 

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